神戸旧居留地の異国情緒漂う街並みに、ひっそりと佇む中国料理店「神戸壺中天」。
まるで隠れ家のような静謐な空間で、格調高いオリエンタルテイストのひとときをお楽しみいただけます。
瀬戸内の山海の幸や旬の食材を厳選し、料理長が趣向を凝らした本格中国料理をご提供。
コース料理から気軽なアラカルトまで、豊かなバリエーションで皆さまをお迎えいたします。
神戸旧居留地の異国情緒漂う街並みに佇む中国料理店「神戸壺中天」。
隠れ家のような静謐な空間で、格調高いオリエンタルのひとときを。
瀬戸内の旬の恵みを厳選し、料理長が趣向を凝らした本格中国料理を。
コースからアラカルトまで、多彩な味わいで皆さまをお迎えします。
壺の中に広がる別世界──店名に込めた物語
昔、後漢の世に、費長房という者あり。聡明にして志高く、世の理を超えたる術を求めて日々を過ごせり。
ある日、費長房、楼上に登りて市の賑わいを眺む。すると、薬を商う一人の老翁、日暮れて店を閉じるや、軒先に吊るされたる瓠(ひさご)の壺に、ひらりと身を翻して飛び込むを見たり。驚きつつも目を疑わず、翌日、費長房はその老翁を訪ねて言う、「昨日、貴殿のなしたる奇事、我が目に焼き付きて離れず。願わくば、その壺の奥を見せ給え」と。
老翁、微笑みて言う、「汝、真に知を求むる者なれば、我と共に来るがよい」と。かくして費長房、老翁に導かれ、瓠の壺の中へと入る。
その内に広がるは、世の理を超えたる別乾坤。雲霞のごとき宮殿そびえ、仙人ら悠々と暮らし、美酒佳肴、香り高く満ち溢れたり。費長房、目を見張りて言う、「ここは夢か幻か」と。
老翁、正体を明かして曰く、「我は仙人なり。汝の志、天に通じたれば、弟子として迎え、神術の奥義を授けん」と。
かくして費長房、仙人の門に入り、数々の神術を修め、後に世に名を残す者となれり。